Udemy でパフォーマンス改善のための Google アナリティクス活用法という講座を受けました。ブログのアクセス解析に Google アナリティクスを使っているので、ちょっとでも見識が深まればいいなぁと軽い気持ちで受けました。
自分の時間を使って講座を受けるのだからと、せっかくなのでメモとして残しておいたテキストを公開します。自分の興味があるところだけざっくりととっているので、このメモ自体はかなり適当ですが、本編は 11 時間程度ありボリューム満点でした。
本業でウェブマーケターをやっている人、目指している人にとってはかなり参考になる講座だと思いました。
講座ページ:https://www.udemy.com/course/google_analytics/
2020 年 7 月 29 日に確認したところ、定価の 75%OFF で\3,750 でした。
Udemy の講座はほとんど低下で売られることはなく、半額から 75%OFF になっていますね。
以下の書き方をしている部分は私的メモです。
私的メモ
私的メモ(重要)
パフォーマンス改善の方法論 (1 時間 15 分)
- KGI と KPI を効率よくモニタリング
- KGI と KPI の変動要因を特定
- KGI と KPI を改善していく
サイトタイプ別に解説
KGI
- KGI とは、Key Goal Indicatorのことで、サイト運営の目標
- サイトごとに異なるが例えば広告料
KPI
- KPI とは、Key Performance Indicatorのことで、KGI に向けた具体的行動
例えば以下、
- 記事数を増やす
- ○ 回ツイートする
KPI になる条件
- KGIと正の相関がある
- 定量的に測れる
- 自分で何とか出来る
メディアサイトだとどうなる
メディアサイトの KGI は広告収益の向上である。
KPI 指標は以下の通りになる。
- ユーザ数
- 訪問頻度
- セッション当たり PV 数
- 1 ページの広告掲載数
- 広告のクリック率
- 広告のクリック単価
それぞれに対してどういったことが有効か
- SEO
- シリーズ記事、メルマガ
- ページ送り、関連記事
- 広告掲載位置、ページデザイン最適化
- 広告カテゴリの最適化
- 記事テーマの選定
- 実際やれるのはSEOとシリーズ記事と記事テーマの選定くらい
- 4, 5はグーグル任せ
- エンジニア向けのものは広告単価が高いが、クリック率が超絶低い
グーグルアナリティクスを活用するための準備 (1 時間 52 分)
重要度を高と中に分け、それぞれ 5 個ずつ、計 10 個紹介されていました。
実際の Google Analytics 画面を用いたハンズオンもあります。
実際に EC サイトを運営されている方はかなり参考になると思います。
私はこのチャプターはほぼがっつり飛ばしました。
Google アドセンスのリンクのやり方や、目標設定の方法も知りたかった…
Search Console とのリンク
便利そうなのでこれだけやりました。
ドメイン取得に AWS の Route-53 を使っているので、以下の記事がとても参考になりました。

プロパティをドメインにすると設定できないので注意してください、以下が参考 URL です。
主要指標の定義と意味
主要指標はプロパティ設定によって変化する。
講座では、1 指標あたり 4 つ程度例を用いている。
ユーザ
ユーザ=ユニークな訪問者
本当の人間の数は推定が難しいので、ブラウザで近似する。(ブラウザ違えば別ユーザ)
別の日に同じユーザが訪問した場合、1 ユーザとしてカウントされる。
セッション
ユーザのひと続きのページ閲覧
時間経過(30 分)、日またぎで別セッション
新規ユーザ
初めて訪問したユーザのセッション
ページビュー数
ページが表示された延べ回数
リロード、同じセッションでもカウント
ユーザあたりのセッション
セッション ÷ ユーザ
平均しか取れない(ユーザ A が 99 セッション、ユーザ B が 1 セッションのとき 50 になる。)
新規セッション率
新規ユーザ ÷ 全セッション
ページ/セッション
ページビュー ÷ 全セッション
平均セッション時間
セッション時間合計 ÷ 全セッション
離脱時間がわからないため、最後に見たページをどのくらい見たかわからない。
1 セッション 1 ページビューの場合 0 分になる。
直帰率
直帰セッション ÷ 全セッション
直帰セッションとは、1 セッション 1 ページビューしかなかったセッションの数。
コンバージョン率
コンバージョン数 ÷ 全セッション
コンバージョン(目標)設定をしている必要がある。
e コマースのコンバージョン率
e コマースコンバージョン数 ÷ 全セッション
e コマーストラッキングをしている必要がある。
データモデルとレポートの使い方(59 分)
データモデルの理解
スコープの大きさが重要
ユーザ > セッション > ページビュー
- あるユーザが 10PV したとき、どのページがどれくらい見られたかという分析はできる。
- しかし、1 つのページビューがあったとき、それより大きいスコープの分析はできない。
- 例えば、1 つのページビューがあったときにはすでにどのユーザのどのセッションか決まっているため、分析にならない
ディメンションと指標の理解
- ●● 別の ×× 数
- ディメンション別の指標
例えば、
- ランディングページ別の PV 数
- ランディングページ別の新規ユーザ数
- ランディングページ別の平均セッション時間
グーグルアナリティクスでは大体以下のような表になっている。
(ディメンション) 例えばランディングページ |
指標 1 | 指標 2 | 指標 3 | … |
---|---|---|---|---|
ページ A | 1500 | 780 | 486 | 2130 |
ページ B | 1865 | 542 | 121 | 6560 |
ページ C | 1489 | 251 | 104 | 4230 |
ページ D | 1478 | 864 | 789 | 4210 |
レポートの使い方
左列のレポートから見たい所(ユーザとか)をクリックする。
実際にグーグルのでもアカウントを紐づけてレポートを見るハンズオンもある。
以下を設定してレポートを見てみる。
- カレンダー
- 表示する行数
- 並べかえ(指標をクリック、割合だと加重にしたほうがいい)
- 表 → 各種グラフなど切り替え
- セカンダリディメンション
- フィルタ・アドバンスフィルタ(検索窓)
- ピボット
- グラフに表示(要因分析できる)
主要なレポートの見方・使い方(1 時間 54 分)
レポートは 100 個以上ある。しかし、全部を見るわけではない。この章では重要なものを紹介する。
アナリティクスのレポートは階層分けされていて、ホーム、カスタム、リアルタイム、ユーザ、集客、行動コンバージョンがある。
Web 分析に ABC 分析というものがあるが、集客(Acquisition)、行動(Behavior)、コンバージョン(Conversion)が対応している。
ユーザ
-ユーザ属性
: ユーザの年齢や性別のデータユーザ
-地域
: 国ごとのデータ、クリックすると州、市区町村も見えるユーザ
-行動
-新規とリピーター
:新規とリピーター別のデータ、セカンダリでセッション数をかけると何回目の訪問か別に分けれるユーザ
-モバイル
:デバイスカテゴリ別のデータ集客
-全てのトラフィック
-チャネル
:どこから来たか、検索かメールかソーシャルメディアかキャンペーンか…集客
-AdWords
:Google Adwords(グーグル広告)系、どの広告が効果的か集客
-Search Console
:Google Search Console を設定、検索クエリ
が見れる、ランディングページも便利集客
-キャンペーン
-全てのキャンペーン
:utm_campaign の値行動
-サイトコンテンツ
-全てのページ
:ホームページ内のどのページが見られているか行動
-サイトコンテンツ
-ランディングページ
:セッション開始時のページ行動
-サイトの速度
-ページ速度
:ページが表示されるまでの速さ、表形式で見たほうがいい、速度についての提案も参考行動
-サイト内検索
:サイト内検索が使われているか、キーワードは何かコンバージョン
-概要
:目標で設定したもの、全ての目標から各目標を見るコンバージョン
-ゴールフロー
:目標までの道筋、どこで離脱しているかコンバージョン
-eコマース
-概要
:e コマース系コンバージョン
-eコマース
-商品の販売状況
:商品がどれだけ売れたのか
ラストクリックモデル以外でチャネルを評価(40 分)
ほとんどのレポートはラストクリックモデルで評価されているが、他にもモデルがある。
- ラストクリック
- マルチチャネル
- アトリビューション
ラストクリック
複数回のセッションがあった場合、最後のセッションのみがコンバージョンしたとされてしまう。
- コンバージョン前の同じユーザのセッションも評価したほうが良い
- ダイレクトトラフィックも評価する
ダイレクトトラフィックの例は以下
- ブックマーク
- URL を直接入力
- アプリから訪問
マルチチャネル
コンバージョン発生より前のセッションを評価
- 起点コンバージョン:初回訪問
- アシストコンバージョン:終点コンバージョン以外・重複しない
コンバージョン
-マルチチャネル
から確認できる。
ルックバックウィンドウでどこまでさかのぼるか設定できる。
アトリビューション
複数回のセッションでコンバージョンしたとき、それぞれのセッションに貢献度を紐づける。
線形、減衰などのモデルが選べる。
パフォーマンス改善(1 時間 39 分)
トラフィックが少ない
コンバージョン率 1%でも目標達成していないとき、トラフィックが少ないとする。
トラフィックが少ないと分析がやりづらいので、増しておくというのもよい。
- SEO
- SNS
- コンテンツ拡充
- メールマガジン
- 広告
- シリーズものコンテンツ
直帰率が高い
ベンチマークレポートを確認、ベンチマーク直帰率に比べて 10%以上高ければ直帰率が高い。
ユーザ
-ベンチマーク
-チャネル
、業種や地域、サイズを選んで一番右の直帰率を見る。
直帰率とコンバージョン率の相関を確認する。横軸直帰率で縦軸コンバージョン率の散布図を描く。
ランディングページの種類ごとに施策を打つ。
- コンテンツをよくする
- スクロールしない範囲に見せる。デバイスごとにも調査
- Call to Action、「申し込んでみましょう」、「こちらからダウンロード」みたいな
- ページ読み込み速度を早くする
商品詳細ページ到達率が低い
拡張 e コマースレポートで確認する。商品詳細到達率が 50%以下だと改善したほうが良い。
ページ遷移の商品ページ → カートページ → 確認ページのような流れを目標登録しておく。
- トップページ改善、人気商品、季節の商品を置く
- ナビゲーションを改善、商品フィルタリング機能とか
- サイト内検索の改善、検索窓を目立たせ、並べかえ、フィルタ機能強化
- リコメンド機能の追加、閲覧数、販売数などで掲載
カート投入率が低い
商品によりけりなので、基準は言いづらい。
- 写真や説明
- レビュー、返品ポリシー、送料の記述
- 接客ツールやチャットボット
- カートに入れるボタンのクリエイティブの A/B テスト
- 送料閾値、送料無料キャンペーン(セールなど)
カート完遂率が低い
商品によりけりなので、基準は言いづらい。
- 安心感を与える、返品ポリシー、商品記述
- ユーザビリティ、フォームの改善、ゲスト購入、ソーシャルログイン、決済バリエーション
- カート落ちを考慮、カート落ちしたユーザにリマーケティング、メールを送る
購入単価が低い
ついで買い、合わせ買いを促進する。
カスタムレポートで作成できる。
- 関連商品の案内、「これを買った人は…」
- まとめ買いの促進、「Buy one Get one 50% off」
- 送料無料になる閾値を設定する
その他
- ページの価値でキーとなるページを確認
- 特集ページ組んだ場合は、特集を見たセッション見てないセッションの価値を比較(アドバンスセグメントを利用)
- ページ価値と閲覧開始数で散布図を作る
- ページ価値が高く閲覧開始数が多い → なにもしない
- ページ価値が低く閲覧開始数が多い → ページ価値が高いほうに誘導する
- ページ価値が高く閲覧開始数が少ない →SEO 対策、他ページからリンク
購入個数
÷商品詳細訪問数
で商品力を解析ユーザ
-ユーザエクスプローラ
でユーザごとに解析- アドバンスセグメントでシナリオ分析、シーケンスを使う(何して何して何するみたいな)
効率の良い効果測定と定点観測(1時間13分)
効果測定
- Webマーケタの仕事は、Webパフォーマンスの改善
- 改善のために施策を打つ
- Before/Afterで効果測定しないと、施策がどうだったのかわからない
保存されたレポート
見たい項目のレポートを表示し、右上の保存ボタンで保存する。
保存したレポートはカスタム
-保存済みレポート
に保存される。
カスタムレポート
ディメンションと指標を自分で設定する。
カスタム
から新しいカスタムレポート
で作成できる。
- 種類の選択:エクスプローラー(見たい部分をクリックしていく)、フラットテーブル(全部見えている)
- 指標を選ぶ:セッション、ページビュー数、直帰率などなど
- ディメンションを選ぶ:〇〇別の…というとこ
- ディメンションの詳細:大陸>亜大陸>国 みたいな階層構造
- フィルタを選択: ANDでかかっている、新規ユーザかつ男など
カスタム
-カスタムレポート
から確認できる
アドバンスセグメント
普通、すべてのユーザみたいになっている。隣にセグメントを追加と書いてある。
種類:
- システム:グーグルアナリティクスがあらかじめ用意している
- カスタム:自分で作ることができる
カスタム
から新しいセグメント
をクリックして作ることができる。
グラフがセグメントごとに複数表示されるようになる。
全部で4つまで
定点観測
- Webパフォーマンスはいつ変化するかわからない
- 様々な部門が様々なページのデータを欲している
Googleデータスタジオ
このブログのレポートをを作ったことがあるので、飛ばしました。
いろんなグラフやデータの配置ができます。
インテリジェンスアラート
カスタム
-カスタムアラート
-カスタムアラートの管理
-新しいアラート
から追加する。
1000セッション未満だったらアラートするのような設定ができる。
メール送信
グーグルアナリティクスのレポートを右上の共有からメールで送れる。
定期的に送る設定、ファイル設定(PDF, Excel, CSV)などができる。
エクスポート
右上のエクスポートボタンからできる。
表示する行数を多くしてからエクスポートしないと全部入らない。
ディメンションが複数あると、フラットテーブル形式にする必要がある。
5000行以上のエクスポートは複数回しなければならない。
出てきたディメンション
ランディングページ
:最初に到着したページデバイスカテゴリ
:PC(desktop)かスマホ(mobile)かユーザータイプ
:新規ユーザかリピータか年齢
:ユーザの年齢参照元
:referral の実際の参照元